第35章 故障と自力での修理体験
石油ファンヒータ、食洗機、家電、レコーダー、カメラの分解点検掃除、修理 、漏水修理、コンプレッサーその他ヤフー中古 温水便座、エアコン、など

故障修理とは”なんというせこいことで喜んでいるのだ”と言われるかもしれないが、とんでもない、これほど価値のあることはそうはない。修理できれば、経済的に助かるのはもちろん、達成の喜びが精神安定に寄与するし。分解観察により、構造の理解、、設計者のセンス、能力、考え方、までが明らかとなるだけでなく生産技術などまで、学べ、将来、何かを作る際にも応用ができる、極めて価値があることであるといえよう。忘れてならぬのは、修理成功の実績は隠さず、むしろ積極的にネットで公開すべきなのだ。ネットで多人数で共有すれば効果はさらに倍倍加していくからだ。


石油ファンヒータ

は便利で快適だが、すぐ壊れる、寿命が短い、といわれている。確かに昔の芯式石油ストーブは、炎が不均一になったり、臭くなっても、火がつかないとか、勝手に消えて使えなくなるような根本的トラブルはなかった。が、ファンヒータではそうでない、突然、点火不良や、強制消火に見舞われ途方にくれることが少なくない。筆者の経験では、これらはほとんどがマイコンが異常を検知。安全装置が作動しただけだ。
えてして保障期間内は何事も無かったのが、保障期間を過ぎたとたん不調となることが多く、修理を頼めば容赦なく高額の修理費をとられる。
本当は壊れたのでも寿命でもない。大抵チョットした掃除すれば治る類の故障だ。しかし外回りをいくら掃除してもまったく効果はなく、どうしても分解が避けて通れないのだ。残念なことに、今どきの取り説に分解のやり方なぞ載っていたためしがないどころかご丁寧にも分解は一切禁止とある。これに懲り。そのメーカーの製品は2度と買うまいと決心するのだ。筆者はこれまで多くの石油ファンヒータの不調に出会ったが。ほぼ100パーセント修理に成功している問題は、勇気、根性、”分解は自己責任で”という重圧に耐えられるかだけだ。ここに筆者の実体験メモランダムを特別公開しておく


OK-M53SXの故障と修理

我が家には大小とりまぜ7台のファンヒータがある。日立1台、シャープ(らくらくタンクに惚れた)6台。全てブンゼン式(注)。なのにシャープ、それもある1台、購入以来7年殆ど毎年のように故障に悩まされている。主な症状は着火不良、火力減少、消火、など。同じ灯油を使っているのに、トラブるのはこの機体(OK-M53SX)なのだ。(一番運転時間が長い
今年もやはりこの機体だ。使い始めて間もなく、E-0を吐いて勝手に消火する。火力が大きくならない、炎が安定しない。E-0は取り説によるとバルブサーミスタ異常、となっている。が、バルブサーミスタってどれ?取り説に記載はない。しかたなくサービスを呼び、修理依頼。しかし結局、現地修理はできず持ち帰ることになり、3日後修理完了納品、問題は解決していた。聞くと、気化器新品取替えたとのこと。取説にはこれに触れた記述は全くない。


OK-M40GXの分解修理

幸い今回は”購入以来毎年のようにトラブっている”と文句を言って、何とか無償修理に持ち込めたが、我ファンヒーター達もそろそろ10年。いつまでも無償という訳にも行くまい。このファンヒーターなるもの、自力修理できなければ安心して長期使い続けることは出来ないしろもののようだ。

そんなことから、勉強のため1台のシャープ機”OK-M40GX"を俎上に、分解修理を試みることした。こいつは最近少し調子を崩している(点火ミス、炎が黄赤っぽく、やや不安定)。こんな軽い症状でも直すとなると意外に難しかったりする、これが完全に直せるなら、たいていの修理は大丈夫だろう。直せないならファンヒータの修理はきっぱり諦めよう。
ちなみに取り説では、1)埃、2)水分混入、3)もちこし灯油、4)気化器の不良とある。もちこし灯油を意図的に使ったことは無いが若干の前年の灯油が機体に残っていることぐらいはあるだろう。で灯油を交換したが、もちろん直る気配さえ無い。気化器の不良を疑い本体機能にある空焼きクリーニングもやるが全く効果はない。

これが練習台のファンヒータOK-M40GX。 再組立のことを考え、デジカメ写真をとっておくのが大切。

一応燃焼するのだから燃料ポンプやバルブ類や電気系統やセラミックヒータにはも異常ないだろう。燃焼に問題があるのだから、燃料系統、特に燃焼室、気化器、気化したガスの吹き込み部分(ニードルやノズル)がくさい。

 第六感、気化器が問題と見て分解を開始、気化器は最も奥にあり、何もかもバラばらさなければアクセスできない、いやらしい構造だ。くじけそうになるが、やっと気化器を外した。案の定、外見上異常は全く見当たらない。問題は内部にあるようだ、バラせるところまでバラし(ニードルとOリングが燃えないように取り外してから)バーナーでしばらくあぶってエアーで吹き飛ばし掃除。
ニードルはカーボンで真っ黒だったが、影響するほどでもなさそうだ。Oリングは予備がないので掃除のみ)
燃焼用空気取り入れ口はガスコンロとほぼ同様のベンチュリ形式。フィルタもファンも絞りもないから掃除する所はない。燃焼室は少し変色、炎センサや点火プラグにも多少白い汚れがあるが問題ないだろう。

結果、気化器をバーナーでしばらくあぶってエアーを吹き込み、飛ばして掃除。ナントこれだけで復活。正常な燃焼炎(青白い正常な炎)を取り戻した。


2台目のOK-M53SXを再生---再現テスト

これだけでは結論とするには早計にすぎる。そこで、とんでもない賭けに出ることに。それはジャンク(シャープOK-M53SX)をオークションで落札、同様な方法で再生させるというものだ。こいつは”点火したりしなかったりで修理が必要です”とコメントがあり、こんなジャンクが直せるなら、どんなものでも直せるはず、入手できたので、早速動作確認したところ、やはり点火不良消火、火炎色不良。同じ症状だ。即、外装を外してみたが、予想通り、外見からはどこにも悪いところは見当たらない。掃除しても直らぬからオークションに出したのだろう。さらに分解し、前回同様、気化器の加熱処理、清掃を試みる。

気化器をバーナーで焼くと、予想通り、内部から、どろどろした真っ黒の液体が大量に噴出、着火、かまわず加熱。その後、エアーブロー、ニードル清掃、
Oリングを交換し、元通り組み付けた。    スイッチオン。   --------ポコポコポコ(電磁ポンプ)----カチャ(エアーブリード弁閉)--ガチャン(二ードル弁開)-ボン、点火!---炎色青白、安定、強火、弱火OK、室温コントロールOK、以後何度か点火消火を繰り返すもミスなし、一発で修理成功、これもやはり気化器の詰まりだったようだ。---その後2ヶ月以上ほぼ毎日使用しているが全く再発する気配もない。完全復活だ。


原因、メカニズム、対策

これら2件の故障の原因は揃って気化器不良(詰まり)だった。このメーカーのファンヒーターは気化器のトラブルが多いようだ。それにしても我が家は特別なケースではないハズ。同様なケースで苦情やクレームが大量にあったはずなのになぜ対策ができてないのだろうか。このメーカーの物づくりの姿勢(方針)には首をひねらざるを得ないのだ。 故障に至るメカニズムを整理すると;

気化器は分留器、一定温度で加熱、白灯油から揮発分のみを蒸発、ガスとしノズルから吐出、燃焼させる。一方この温度で蒸発できない不揮発分はどこにもいけず、気化器内部に濃縮スラッジ)となってどんどん蓄積していくことになる。1シーズン運転すれば、蒸発する灯油の量もハンパではないからこのスラッジもバカにならない
ハズ内部に蓄えきれず、ついにノズルから噴出していくことになる、これが点火不良、黄色火炎、炎不安定(灯油の突沸?)、でファンヒーター本体が異常検出、強制消火に至るのだろう。よく持ち越し灯油や、。不良灯油が原因だといわれているが、この不揮発成分が多いのだろう。これは灯油を気化燃焼するタイプの石油ファンヒータ(ブンゼン式)の宿命なのだ。

意図的に不良灯油を使うのならいざしらず、普通の灯油を2〜3年使ったくらいで故障するのは問題だ。メーカーは少々の灯油品質のバラツキにも対応でき、長期にわたって、安心、安定、して使える、余裕のある製品を販売してもらいたいものだ。それもダメな場合、せめて簡単にメンテナンスできるような構造にし、構造、トラブル回避ノーハウを公開するのが、メーカーとしての良心だとおもうのだが。

教訓


燃焼状態問題がある(点火ミス、火力低下、炎色不良等)ときはまず気化器詰まりを疑え

----注意事項-----

んなことでも”分解修理は資格のないものはしてはならない”という法律がある。らしい。言うまでもないが、分解修理は自己責任で願いたい。


その後、また1台故障発生(運転中突然シャットダウン

今回はシャープOK-30EVR、初めての故障。運転中突然勝手にシャットダウンするようになった。アラームなし。やはり気化器をバーナで焼いて掃除。修理成功


シーズンが終わって
上記4台のファンヒーターはその後、快調で、1シーズン使い終わってまったく再発はなかった

2シーズン目(H23)

シーズン初頭またもOK-M40GXが不調、隅々までこんがりで解決。

3シーズン目(h24)
(点火不良、赤火、消火)気化器詰まり
シーズン初頭からOK-30EVRが不調、点火不良、赤火、消火、やはり隅々までこんがりで解決

4シーズン(h25)
、腑分け)
またもOK-M40GXが不調となった。今回は隅々までこんがりだけでは解消しない。それにしても、こいつは詰まるのが早すぎ、再発多すぎ。これまで想像してきたことが本当に正しいのか?心配になってきた。そこで、内部構造を確かめるためこの気化器を破壊(2度と使えなくなる)することとした。気化器は、炭火で真っ赤にまで焼く(1000度?)とやっと完全にバラバラに分解できた。予想どおり組み立てはロウ付けだった。さらに気化器内部(気化筒)を見るために、切断砥石で縦に切断した。その写真が下図。

気化器の内部構造
気化器の内部は空洞ではなく、一本の硬い多孔質のもろいスポンジ状の中空円筒(軽石状)が入っており(分解中3つに割れている)バーナーで焼くとカーボンが燃焼、真っ白になった。おそらく役割は、液体灯油をガス化するまで一時溜め込み、突沸しないようにすることだろう。このスポンジの穴は非常に小さいから、タールですぐ塞る。そして一旦塞がると灯油は液体のままノズルに行き突沸、着火不良、長炎異常燃焼、過熱となり。シャットダウンとなるのだろう。直すにはこのスポンジ(気化器フィルター?)を交換すればいいはずだ、しかしフタ(上図)がロウ付けで、我々素人では手出しできない。だから隅々まで根気よくこんがり焼く。現状これしか手立てはないだろう。

(h25)
点火せず、石油臭い
ニードル
ファンヒーターの季節がやってきた。ファンヒーターを蔵から出してきたが4台の内、2台が調子が良くない。;点火せず(Eー4)が1台(OK-36V7C)、もう一台(OK-S32SR)は点火、運転には問題ないが、停止したあとやたら石油臭い。早速バラシ、これは気化器(ニードル)の問題だ。ニードル軸に硬いピッチがついている。これでニードルの動きが悪いのだろう。で、ドライバーの先でかじりついたピッチをガリガリ擦りとる、結果、無事解決。”点火せず”はニードルが固着、電磁力では開かなかったためで、”石油臭い”はニードルが締まりきらなかったのであろう。同じような原因でも出る症状が全く逆なこともあるのだ。これにて1件、いや2件落着。その後またも別の1台(OK-36V7C)が、消火後やたら石油臭くなった、で、バラシ点検、やはり気化器(ニードル)の問題だった。ニードルを掃除して解決。ニードルのトラブルも多いようだ。

6シーズン目(h27)
火力減退、給油ポンプ
OK-M53SXが調子がわるくなった。炎が赤い。少し火力が下がったように感じる。給油ポンプとみて、圧縮エアーで燃料ポンプ内部を吹き、燃焼テスト、直った綿埃でも詰まっていたのだろう

火力減退給油ポンプ
親戚が使っているファンヒーター(三菱電機製 KD-D323)を持ち込んできた。症状を聞くと、調子が悪いから廃棄する。とのこと。どんなに調子がわるいのかさっぱり要領を得ない素人はこの程度の認識なのだ。火力が弱いようだ。燃料系統とみて、分解、明らかに燃料ポンプのサクションフィルターが詰まっているのを発見。エアーで掃除、燃焼テスト、正常、直った。

石油臭 (ニードル
今度はOK-36V7C、シャットダウン時やたらに石油臭くなってきた。ニードルバルブ閉止時の気密不良と予想し分解。予想どおり
ニードルスプリングの固着ニードルの途中にスプリングがついていて伸縮するようになっているが、ここがスス等で固まったため、消火時、密閉性が悪くなって臭いがきつくなるだ。気密テスト(エアー吹き込み)OK。結果、臭いはなくなった。が今度はH-3エラーで強制シャットダウン頻発。掃除時CRC5-56を吹いたのが原因か(5-56にはシリコンがふくまれている?)炎センサーが問題と考え、ペーパーで磨いた、あたり。直った

給油ランプフロートスイッチ
またも、くだんの親戚が古いファンヒーター(シャープOK-L30X)を持ち込んできた。こいつは、楽タンクではなく給油タンクをひっくり返す旧式。15年選手。給油ランプが点いたり消えたりとのこと。灯油リザーバータンクのフロートスイッチの不良とみて。フロートの外周りを掃除するも効果なし。フロートの動きはわるくないようだスイッチ(たぶんリードスイッチ)そのものが悪い。フロートスイッチのアッセンブリ交換できればいいが、なにせ15年選手だし、ここは田舎だ。部品が入手できるか?。なら、本体内部のリードスイッチを取り出し、新品リードスイッチと取り換えるしかないだろう。しかし古いスイッチをどうして取り出すか?樹脂が封入されていて、分解できない。もしフロートスイッチのケースまで壊してしまえば面倒なことに。しかし手はあるものだ。旋盤につかみ、ドリルで穴を開けるのだ、リードスイッチをばらばらにして取り出すことができた、出来た穴に手持ちのリードスイッチを押しこみ、ホットグルーで固定、フロートを動かし導通テスト。良好なのを確認。元通り灯油リザーバーに組み付け、テスト:良好。直った。。。すこしやっかいだったがなんとかなった。

7シーズン目(h28)

点火不良給油ポンプ
OK-M53SXがある朝突然全く点火しなくなった分解、点検。燃料ポンプからのポコポコポコの音がない。エアーで吹いても効果なし、予備機のポンプと交換、正常になった。後に取り外したポンプをバラし、針金で穴掃除、エアー吹き込み、無事復活 原因はホコリのようだ

点火不良気化器サーミスタ
OK-30EVRの点火ミス続発今回は隅々までこんがり だけでは完全に治らない。いよいよ寿命か。2度点火すれば着火できるので我慢できないこともないが。
後日、予備機の気化器のサーミスタを移植したところ点火ミスはなくなり正常動作となりこのサーミスタが原因のようだ。経年劣化かも?気化器の温度が上がらない内に、マイコンが規定温度に達したと判断、点火動作に入り、ニードルが開くため、生灯油が噴出、点火出来なかったものと思われる。しかし部品購入は無理

9シーズン目(2018)
臭い
(OK-S58CR、燃料ニードル弁密閉不良
シャープOK-S58CRが停止時に生ガスで臭いことがわかった。この機体はヤフオクで中古で購入したものだ、運転は問題ないが臭いナーと思っていた。ニードル弁を掃除し、少し良くなった気がしたのでとりあえずよしとしていたが、今季本格的に使い始めたところ、やはり強烈に臭いとのこと。ニードルに違いないと、点検。外観上特に異常はない、しかし蒸発器をエアーで加圧するとニードル先から盛大に灯油が吹き出してきた。ニードル内部のスプリングが汚れて十分伸びなくなっているに違いない。しかしこれはカシメていて分解も掃除もできない。であきらめていたのだ。治すには、壊すしかない。でニードルとマグネットとの連結管をニッパで切破り除去。新たに同寸法のパイプ(3φ)で代用、カシメて組み立て、試運転、ほとんど臭わなくなった。修理完了。

2019 2
(OK-S58CR)運転後ほどなく消火する(H-2 エラー)。いつもより炎が弱い。灯油の供給が不足しているようだ。エアーで燃料系統を掃除。治らない。ジョイントフィルターを取り出しエアーで掃除。治った。灯油供給のジョイントフイルターを取り外し、そこへエアーを吹き込んで治ることもある。

2020 1
(OK58-CR)火力が弱い。2、3日前から急に火力が弱くなった。炎が赤く弱々しい。灯油の供給が不足しているようだ。前回同様ジョイントフィルターを掃除した。少し良化したがすぐ元通り。灯油ポンプ、燃料配管、をエアーで掃除したが効果なし。気化器焼きもやるが、やはり効果なし。八方塞がり。灯油ポンプをバラせばなにかわかるのではないか?しかしこれはやりたくない。こいつは小さいうえ複雑、部品数多く、バネが入っていて分解した途端に”ビン”はじけて、なくしてしまうのがオチだ。ふと、やり忘れたところがある、のに気づいた。灯油タンク〜灯油ポンプ間の銅管だ。早速エアーで逆洗吹き飛ばす。修理成功!!!OK正常になった。

2020 1
(OK53-SX)以前火力が落ちどうしても治らないからあきらめて同等のOK58ーCRをヤフオクで購入したが、やはり予備機として残しておきたい、再整備する。本体は言うに及ばず灯油タンクまで完全分解、点検、掃除をした。パイプ類はすべてエアーブロー。その結果、ブリード用電磁弁のエアーもれを発見、手持ちのジャンク機(OK30−EVR)から移植、無事購入当時の元気さに蘇った。両機は随分能力が違うがこのブリード用電磁弁は全く同じでポン付けが可能だ。


食洗機の修理ファンヒーターではないが、同じ家電の1つとしてここに掲載しておこう。


我が家の食洗機、2003年購入(ナショナルNP-50sX3)。が最近というか、購入3年目位から水漏れがするようになった。もちろん運転時。といってもザーザーとかシューシューではなくポトリ---ポトリだ。少ないといっても食洗機の下はいつもグッショリ、流しの上だから実害はないがなにより気分が悪い。すでに10年超え、修理代もかさむだろうから買い換えるか、と電気店を回ったが最新型もかわりばえせず、出費にともなう喜びが感じられない。捨てるのなら、壊してもおしくないと、自分で分解して確かめることにした。結論を言おう。治った、完全に。原因は、食器の洗いカスがパッキンの回りにコッテリ、これが悪さをし、壁を伝ってプールに戻るべき水滴がせき止められオーバーフロー、扉やケースの隙間からもれることが原因だった。分解、パッキンを取り出し掃除、パッキン溝をエアーで吹き飛ばし元どうりにして、水かけテストOK。パッキンの表面の掃除は取説にはあるが、パッキン裏のカス(ヘドロ)掃除までやれとは書かれていない。実はこれが最も大切なはずだが、これは躯体をばらさなければ出来ない作業だ。取説にはご丁寧にも絶対分解しないでくださいとある。しかし食洗機に限らず殆どの故障は、バラさなければ治らないのだ

其後1年、
この食洗機がまたおかしくなった。症状はこうだ。洗浄、水洗工程に入るとかなりの確率で全ての工程表示ランプがパカパカと点滅しはじめ、給水、排水を繰り返し、電源ボタンが全く効かない。この症状は初めてだ。しかしネットでみると同様の故障は結構多い。これは構造上の欠陥だろう。早速フロートスイッチを分解点検するも一見しての不良箇所は見当たらない。各所汚れもない、とりあえず掃除したところ一時治る。が、すぐ再発。信号線を取り出し、再現テスト、問題はやはりフロートスイッチのようだ。
フロートスイッチの動きが悪くなり、水面が高くなりすぎ、水面が泡センサーにさわり泡発生と同じ症状を呈するようだ。フロートが軽すぎ、外乱(汚れ等)に対する裕度がないのだろう。再発防止には余裕が必要と考え、フロートに塩ビ管をかぶせ、重く、大きくした、そのご再発はなくなり正常に使えるようになった。

其のまた1年
同じ症状が再発、分解して、点検。フロート室も汚れていない。前回の分解時、フロート室を開けたが泡検出用の電極は外れなかったため、完全な掃除ができなかった。のが良くなかったのか、電極スイッチの感度の経年変化かのしれない。(15年選手) これの役目は泡の検出のようだが、当方泡の発生する洗剤は使ったことがなく、トラブルに見舞われたこともない。で今回はこの電極の配線をはずしてみることに。 と、なんの問題なく使えるようになった。パカパカと点滅の再発もなし--

しかしこのことから新たに食洗機をかった。(ガラスコップの落下頻発)
panaのNP-TR7という機種だ。性能は前機種と大差ない、やや静粛になったのは改良だが、庫内がすこし狭くなっているのは改悪。マーこれは許せるとしても、最大の改悪は一般的形状のガラスコップが安定して置ける場所がなくなったことだ。つまり、ガラスコップはひっくり返しておかねば洗えない、コップ上面は狭く軽くできている、底は重くできているからひっくり返しておくと不安定になる。なのにトレーはやたら凸凹があるので極めて不安定、そのためトレーの出し入れのたびに、何度もコップは転げ落ち、割れ、欠け、廃棄。購入、また破損、のくりかえし。なぜこんな改悪をしたのか、理解に苦しむ。(結局、落下防止のためバー(4φsus)をトレーに溶接した。効果抜群、以後コップの落下トラブルは皆無となった。

そのまた3年2019/11/
ある日、突然家中停電、まさかと思い、見ると大元の漏電ブレーカーが落ちてる(トリップ)。調べると犯人はこの食洗器(ナショナルNP-50sX3)だった。使い始めてそろそろ20年選手になろうか。かなり水漏れがあり、漏電遮断器が作動したようだ。運転時常時水(湯)をためておく”水受けパン”に小さな穴があいている。原因は経年劣化(ヒーターの熱が劣化を早めたようだ)だろう。メーカーには当然補修部品などあるはずがない調べるだけ無駄。使うためには、このプラスティック自体をなんとか補修するしかないのだ。さて、補修するため穴回りをほじっていくと、劣化した部分がポロポロ欠け、随分穴が大きくなってしまった。これだけ大きいと(10*25mm)補修はそう簡単ではない。当方のとった方法はアルミ板0.7mm(コーキング材をたっぷり塗り付けた)2枚で穴全体+αをサンドイッチにはさみ、リベット3本(3mmφ)でカシメた。これで水漏れは完全に止まった。しかし、熱もかかる所だし強度や漏れの不安はある。しばらく様子を見なければなるまい。次はいよいよ買い替えしかないか?

そのまた半年後2020/2/25
最近騒音が大きくなったように感じる。元々騒音がやかましい機種なので、気のせいかなとしばらく放おっていたのだが、最近ではキーンという金属音も混じってきて耐えられないほどになった。横のテレビの音声が普段の倍くらいにしなければならなくなって、これ以上継続使用は危険。間違いなく異常と判断。とうとう分解点検をすることにした。結果、原因は;ポンプの軸シール(ゴム製のオイルシール)がボロボロ、幸い水漏れは未だ殆どなかったが、ゴムの部分はすでに破れてスプリングが軸と直に接触、金属騒音を発していたことが判明。軸も段付き摩耗となっており修理は不可能と判断、ついに、食洗機自体を新品に買い換えることにした。この部品(オイルシール)を交換すればまだまだ使えるのに入手自体ができないのだ。寿命は約17年だった。


DVDレコーダーの修理
これも家電だが、我が家の地上デジタルの録画に使っているパナソニック録画機(DMR-XW320)が突然故障した。(購入5年目)故障が少し早すぎないか。故障はDVDドライブのようだ、電源ONや、DVDをいれると、アクセス音が4回+1回して、”No read”DVDの再生、録画ができない。一方HDDは全く異常がない。レンズの汚れとみて、シャーシー上カバーを外し、レーザーレンズをみるがさほどよごれていない。アルコールで清掃したが、やはり治らない。ネットで情報を集め、DVDドライブを換装すれば治る可能性が高いと判断。当方のXW320は現状DVD型番は”VXY2009”だが、1996”や”、2013”で代用できるとの情報を得た。ドライブの入手方法がわからないので、ヤフオクでこれの搭載されているレコーダー(DMR-XE1)を落札した。DVDは2013だった。早速故障ドライブと換装。結果失敗、一見問題なく動いていたが、AVCRECで記録したDVDの再生だけができなかった。(通常のDVDは問題なく再生)。残念。その後、VXY2009の入手(新品1万円)ができたのでこれと換装した。結果AVCRECはもちろん読み書きにも全く問題なく。完全に治った。修理完遂。

パソコンのDVDレコーダーもトラブルが多い。レーザー劣化が多いがこれはクリーニングくらいではなおらったためしはない。次に多いのがトレーの出し入れで、ベルトのスリップが大半の原因だ。ベルトの経年劣化で伸びが原因が多いが、ベルトの汚れも経験した。ベルトをガソリンで拭いただけで治ったこともある。


ヤフオク

筆者はよくヤフオクに手を出す。たまにしか使わない道具にプロ用、それも新品を買うなど素人の我々のやることではない。というのが筆者の主義なのだ。中古や中華で十分だ。それで大抵問題なく使える。たまに激安すぎに手を出し故障品を掴まされあわてることがある。正直に故障ジャンク表示してあればよほどのことがないかぎり、買わないが、ジャンクの表示がなければ、つい手がでてしまう。表示にいつわりがあれば、送り返せば大抵返金に応じてくれる。が送料や手間のムダを考え、返送の前にバラしてなおせるものは、直して使っている。実際、笑ってしまうほど簡単な故障も多い。その2,3例、

耕うん機(リョービRCV-330)¥8000(定価¥90000);

見かけはとてもキレイ(そういえばスパーク飛びます。リコイル正常とあった、が、どこにもエンジン始動できました、はなかった)まー、ガソリンがなくテストできなかったのだろう、ぐらいに考え、入札、無事落札。届いてみると外見は新品みたい。儲けた、とガソリンをいれリコイルを引いて、、、、ところがレレレレ、ナント、何度リコイルを引いてもエンジンがかかるどころかプスともいわない。点火系統か?燃料系か?圧縮系統か?はたまたエンジンがダメかも、もしそうなら、手に負えない、大損だ。不安がよぎる。気を取り直して。プラグを外して、リコイルを引くと。スパークする。ガソリンのにおいもする。正常のようだ。なんでかからんのだ?お手上げ。しか---し、よ〜く〜見回すとナント排気ガスの出口がない。ではなく排気口に何かが詰まっている。これが原因かも、ドライバーの先で掃除、リコイルを引くと、一発でエンジン始動、スロットルも正常。直った。前オーナー、そこらでひっくり返ったひょうしに排気管に泥が詰まり、エンジンがかからなくなって、修理をあきらめ手放したのだろうか?良かった良かった♪〜。

突然エンジン停止。かからない(2018/11
燃料は来ているし、圧縮もある。プラグかも、しかし明るいせいか火花が見えない。プラグ目視点検割れ、ヒビ等異常なし、念入りに掃除。やはりかからない。テスターで導通テスト。抵抗値が1Mオーム程度、他のエンジンのプラグを測ると無限大オーム。これに交換してエンジンをかけると一発始動。新品を買いに走り、交換。無事一発起動。プラグは見かけきれいでも、ダメなこともあるもんだ。

草刈り機(刈払機)(2018/11)

わがやには三台の草刈り機があるが、?うち2台がヤフオクで中古を買ったものだ。1台は2サイクル調子はいいが臭いし燃料食い。で今回4サイクルホンダ(¥1万)をかったのだ。ところがこれがさっぱりエンジンのかかりが悪い。やっとかかってもアクセルをふかすとエンストする。原因は:キャブレターだった。それもプライマリ燃料ポンプ;(最初にポコポコ手で押して燃料を送り込む透明のカップ)不良だった。何度も押しているうち割れて燃料がこぼれてきてわかった。さらになんどか押すうちに穴が大きくなりばらばらになった。以後エンジンが一切かからなくなった。保守部品を探すと、amazonにもあった。調べると、燃料ホースや燃料フイルターもダメ。それらを交換後は1発で始動。絶好調。


エプソンスキャナー(GT-9400UF)¥4k(定価¥50k);
見かけはとてもキレイ。電源は入るが、ランプ点滅異常、まったく動かない。取説では、この症状はメーカーに修理依頼せよとある、こんな取説なんの役にもたたない。当然保証切れだし?どーしょう、----よ〜くみると、タイミングベルトテンショナーの格好がおかしい、よくみるとプラのステーが折損している。--アルミ板を曲げ代用品作成、取り付け、 以後快適に使用中。大きなボデーから小さな突起を一体整形してある。こういうところは異物や気泡のたまり場になりやすいから壊れやすいのだ。設計者の常識不足。


壁中の水道水の漏れを直す
これは機械の故障ではないが、家庭インフラの不具合。
時ならぬ電話。何事かと出ると水道検針員から。漏水があるようですだと。あわてて水道メーターを確かめると、パイロット(というらしい)がごくゆっくり回っている。調べると水量は〜100CC/分くらいのようだ。これはポタポタ程度だ。昔はこの程度はメーターが不感知だったから、水を貯めるのにポタポタ程度にすれば得だ。と言われたこともあったが、最新のメーターは驚くほど優秀でこんな少量でもガッチリ検出、できるのには驚いた。そして料金をばっちり取られる。

個人の財産とかなんとか、漏れ箇所を調べ、修理するのは全て我々ユーザーまかせとなっており。水道局は一切関知しない。ただし漏れた分だろうがなんだろうが、容赦なく水道代を取り立てることとなっているらしい。しかも料金は逓増制、ほんの2〜3割の増えただけだと油断していると、請求金額は倍増、泣きの涙。

水のユーザーは素人なのに、漏水した分まで水道料金を、我々ユーザーに全額負担させるのはあんまりではないか。(指定業者を通じてから申請すればいくぶんか割り引いてもらえるらしいが、漏水遮断機(のようなもの)無償で設置して貰いたいものだ。

電気の場合、断線は電気代には跳ね返ることはないし、短絡はブレーカー、漏電も漏電遮断機で防いでくれる。一方水道はそんなものは一切ない。
特に寒冷地では水道管破裂(漏水)は日常茶飯事のことだから。深刻な問題なのだ。

それはさておき、どの程度の損失になるか?我が家のケースについて概算してみると漏水は100x60x24x30/1000/1000=4.320M3/月となる。この単価は約¥400だから¥2000/月程度の負担増になる。ポトリポトリでこれだから、だれでも気がつくシューシューならすぐ万のつく金額になる。ポトりポトりがいつシューシューになるか。しかも漏水が発見される検針は2ヶ月に1度しかない。猶予はない。

さて、それでは漏水はどうしてみつければいいのか、もちろん自治体は一切関知してくれない。全てユーザーの責任だ。シャーと盛大に漏れているのなら、音で分かる、しかし、我が家のケースでは、ポトリ、ポトリ、だ。試みに水道管に耳を押し当ててみたが、全く音は聞こえない。音がダメなら、濡れたところを手や、目で探すしかない。?もっといい方法がないかとネットを調べるが、出てくるのは例によって”専門家(指定業者)に頼め”だ。値段は調査だけで40,000円〜だ?これでは自力でやるしかないではないか。


やり方は

土を掘り返して、埋設配管(塩ビ管)(母管)を掘り出す、1)元栓を閉じ、母管を切断、上流管にプラグを打ち込み、水を遮断、家中の水栓が閉じられていることを確認して、元栓を開ける。2)水道メーターのパイロットが少しでも動き続けておればこの切断部分より上流(元栓側)に漏水箇所があるはずだ。パイロットが止まっておれば、上流には問題はなく下流だ3)切断したところをソケットとエスロンで復旧してから。4)さらに下流又は下流側に同様の作業を根気よくくりかえせば、いつか漏水箇所は見つかる。

原理は簡単だが実際は配管が壁や床に埋設されているから、コンクリートをハツり、土を掘り返し、片付け、これは、道具があっても、実に過酷な作業だ。筆者のケースでは、建物(風呂場と洗い場)の床下に配管(母管)が埋設されていて、この場所に漏水箇所があることが分かった、だが建物や壁が邪魔で、これ以上母管(主管)にアクセスすることすら出来ない。オー・マイガー。


仕方ないこの部分の母管を別ルートに引き直しここの分岐管を全て新しい母管に繋ぎ直すしかない?(バイパス)。それで壁をハツリ、全ての分岐管(4箇所)を裸にすることに。やりはじめて2カ所目、筆者のケースでは風呂場の壁(ブロック)に埋設された蛇口に接続した配管にヒビがあることを発見した。この配管は、ブロックをくり抜き、保温材で巻かれた後、モルタルで塞がれ、反対側はタイル貼り。水漏れがなかなか発見できなかったわけだ。

場所が完全に特定できれば、直すのは簡単。破損部分を撤去、新しいパイプにソケットとユニオンとエルボなどで取り替えるだけ、費用は1000円以下、正味修理時間は僅か5分。原因は凍結破損であろう。


ヘッジトリマーの修理

庭の植木の剪定用にと買ったトリマー;ナショナルEY3300、だんだん切れなくなってきた。買って十年、普通なら寿命とあきらめるとこかもしれないが使用頻度は僅かだから納得できない。替刃を探す、しかし生産中止、在庫なし、ナント買えない。しかーしあきらめない。こうなれば本腰をいれて修理するまでだ。

本当の原因を確かめる。まず疑ったのは刃の鈍化、研いでみた。効果はない。よく観察すると、細い枝は問題なく切れる。切れ痕もシャープだから刃の問題ではなく原因は他にあるようだ。分解、点検の繰り返し、カムも減っていない(ノギスで測定)。---と--カムガイド(2枚の長穴のメンタ)が少し曲がって横から見るとの字になっているのが気になる。ハンマーで叩いて直せばいい。しかし直らないのだ。鋼で出来ていて、間隙は2mmくらい。叩くと、弾性で曲がり互いに当たって、修正できないのだ。分解すれば簡単に修正できるだろうが、刃はガイドにカシメてありこれ以上バラせない。困った。

しかし---
。曲げる方法を思いついた。カムガイドの根本に3MMの番線をむりやりはさんで逃げないようにし、脇をハンマーで一撃したら一発で曲がり、並行がでた。まさにコロンブスのたまご。
効果は劇的;それまで3φの枝がやっとだったのが、10φでもらくらく切れる用になった。原因は、太い枝を噛み力が掛かった時、くだんのカムガイドが曲がっているため、カムからはずれ、空回りになったからだ。


一輪車の空気漏れ修理

我が家では一輪車は必需品。庭は土や石ころが多く、通常の台車では役に立たぬ。しかし毎日使う程でもなく、1ヶ月で数回程度だ。困ったことにいざ使おうとした時、まず100パーセント、タイヤの空気が抜けている。もちろんパンクのように急激に空気が抜けるわけではなく、空気を入れれば数時間は使える程度。

虫ゴムとみて、替えてみるが、あまり好転しない、相変わらず、使う前に空気を入れなければならない。これは普通の自転車のタイヤと全く同じ構造、今時自転車のタイヤが1月やそこらで空気が抜けるなぞ、ありえない。ネットをみると同様の書き込みが多く、治らないと諦めるのか、ノーパンクタイヤに交換で解決。とある。当方も一部ノーパンクに代えてみたが、やはり重い、固い、走行抵抗が大きい、と使い心地がいまいち。この空気漏れは安物の中華製(しかない)では仕方のない現象なのだとなかば諦めてきたが。原因がわからないのはなにかくやしい、と、今回本腰をいれ原因追求に取組んだ。

結論原因はやはり虫ゴム関係だった(チューブは問題ない)、しかし虫ゴムそのものではなく虫ゴムが接する穴や当たり面に問題が有るのだ。思うにオリジナルのタイヤの虫ゴムは、品質が極端に悪く、経年劣化が非常に早い、悪いことにこれは劣化するとネチャネチャになり周りの金物(穴)に癒着、虫ゴムを交換しても、破片が周りの金物に、のこってしまうのだ。さらに金物も腐食。これらのため、虫ゴムを入れ替えても当たりが悪く、空気もれが起こるようだ。穴と当たり面を、5mmのドリルで軽くさらえてやる、と、これだけで、以後空気漏れは格段に減った。こんなことにならないよう購入した時、即、虫ゴムを交換して置くのもテかもしれない。


カメラのカビ・掃除

カメラのレンズにカビが生えた。(Canon EF-S 18-55mm usm)生まれて始めての経験だ。カメラはKISSデジ、最近の写真は気のせいかなんとなく黒の締りがよくないなー、なんだか白っぽい。マー買って10年以上だからかと放置していたが、ある日レンズを明かりに透かしてよく見て驚いた。蜘蛛の巣状。これはカビだ。考えてみるとここはマッタケの産地、カビが生えてもおかしくない。生えている玉(レンズ)が表面や裏面であれば、とかすかな望み、しかし現実は無情、中玉、それも絞り付近。これでは分解掃除しかない。やり方を早速ネットで検索、しかし出てくる情報は例によって”壊すぞ、触るな、専門家、メーカーに頼め、もしくは買い換えろ”ばかり。こんな答、誰が要るものかバカタレ。頼むのならハナから調べたりするか。欲しいのは経験談だ。ネット汚しメ!!!。しかしそのなかに幸い自力でクリーニングに成功したレポートを発見。これに後押しされ、生まれて始めて、分解清掃に挑戦してみることとした。
結果は成功、素人(経験皆無)でもネットがあればなんとかなるものだ。カビはちょっと綿棒でこすったくらいでは取れず、クロスでかなりの力で押し付けこすらねばならなかったが、傷もつかず、ほぼ完全に除去できた、以後、正常な映像が撮れるようになった。。。分解は、部品やネジを外すときはその前後で各一枚必ずデジカメで撮影しておくこと。ヘリコイドやズームリングの分解がキモ、分解する時、外れる瞬間の位相をマークしておくこと(白マジックがいい)。そうでないと再組み立ての際、組み立てられなくなり途方に暮れる。。工具は精密ドライバーとピンセットくらい。それにしてもなんで、こんな奥まったところにカビなの?メーカーさん、簡単に掃除できるように工夫できないの。

他社がやってないからこれでいいのだ。なのか。悪くなったら捨て、買い換えるしかないようにするのが、最近のメーカーのトレンドだろうが、これがいいとでも、お思いでしょうか?そうはなりません、ユーザーはおたくの製品を避け買わないようになるだけです。こんなことがメーカーの経営者たるもの、わからないのでしょうか。

その後 canon EF50mmF1.8にもかびを発見、分解掃除を行った。このレンズはオールプラスティツク製、外観ねじが使われておらず、どこからも手を付けていいか見当もつかない。幸い海外のu-tubeにやり方を発見。無事成功した。なんとAF/MF切替スイッチが両面テープで留められており、これを強引に引っ剥せばネジが現れるのだ。


 丸型LED蛍光灯の故障(2016/10)

風呂場の20W蛍光灯がチラチラしてきた。寿命だ。これに特段不満があるわけではないが、グローランプ式だから、点灯までにやけに時間がかかるのだけが不満。この際だからと、LEDに替えることとした。国産はないので、純Madein China 。交換は簡単。単にグローランプを外しソケットをつなぎかえるだけ。明るい。瞬時に点灯、これはいい。とよろこんでいたが、それからわずか2ヶ月、なんだか暗くなっている。と一部不点灯のユニットがあるではないか。早速ネットで調べるが、電源回路不良が多いとか、コンデンサーとか?症状から見て、そうではなく、断線のようだ。ハンダでもはずれたのでは?おきまり、分解する。-----原因判明。断線。1ユニットへの電力供給線(.5くらいの裸線)が断線していた。こんなものがなんで断線するのだろう?China品質恐れ入る。リード線をハンダして、直った。


コンプレッサーの故障(エアー漏れ)(2016/11)

コンプレッサー(DIY用中華製2HP)が止まらなくなった。2Kg以上圧力が上がらない。原因はエアー漏れ。シャーというエアー漏れの音がコンプレッサープレッシャースイッチのあたりで聞こえる。プラスティックのクラックならあきらめるしかないが。早速ググるものの同様の症状は見つからない。仕方なくやみくもにバラす。分解してはじめて意外な原因が判明。プレッシャースイッチのダイヤフラム(ゴムシート状)の破裂だった。残念ながら、ダイヤフラム単独の購入は出来るまい。試みに、以前パンク修理にと自転車のチューブを残したものを代用してみることに。ハサミで整形、これに交換、以後問題なく運転できている、そのごプレッシャースイッチアセンブリがamazonなどで安価(¥1500〜)に入手できることが分かったので念のため購入交換結果OK

エアー漏れその2(2016/12)



今度は別のコンプレッサーが調子が良くない。やはりプレッシャースイッチあたりでシューとエアー漏れしている。早速プレッシャースイッチをばらしてみるがどこにも異常が見当たらない、プレッシャースイッチに行っている配管(ブリード管)を外すとエアーが常時少量漏れている、原因は逆止弁だ。
バラシて確かめる。特に異常はないがゴム(樹脂)パッキンに段差が出来ている。これが悪さをしているのだろうとペーパーでけずり真っ平らとしたが、まだ少し漏れる。バネが弱ったのか(ネット情報)とバネの元に4mm程度のパッキンをスペーサ代わりにかましバネを強くしたところ、完全にモレは止まった。しかしこんどは最高圧近くなるとなかなか圧が上がらなくいつまでも回っている。副作用だ。結局ゴムが当たる相手(弁座)金属をペーパー(800#)でみがいたところ(スペーサーは撤去)完全にエアーモレは止まり正常運転ができるようになった原因はごみか、弁座の腐食だったようだ。

エアー漏れその3


24章で紹介した静音コンプレッサーの調子が良くない、症状は;ロード時間がやたら長い。ピストンリング(uカップ)が摩耗したようだ。これはゴム(プラスティック?)でできている。取替れば治るはずだが、なにせ中華だろうから、どこで部品を買えるか?がさっぱりわからない。結局中国のアリババから直接輸入することにした。納期が2週間と長い他特に問題なく入手出来た(結構安価)交換後快調に使えるようになった。


JUKIコンピューターミシン、HZL-008〜010の現状品の故障と修理実績

ジュータンの滑り止めのためマジックテープが最も良さそう、と、マジックテープをかってきた、が接着ではすぐ剥がれるため、縫い付けることにした、しかし普通のミシンではジュータンが硬いわ、大きすぎるわ、回せないわ、で縫い付けるだけで大苦労、苦労した割に出来栄えも良くない。
横送り、逆送りさえ出来れば簡単なのに。長い歴史のあるミシンだから、そのくらい出来て当たり前だろうと調べるが、驚いたことにこんな簡単なことさえ出来るミシンがない。やっと見つけたのがJukiの刺繍ミシンHZLシリーズだった、しかし現在は生産されていない、新品は当時の値段が30万円以上と超高価、とても、マジックテープくらいで、買えるようなしろものでなかった。こんな時にはヤフオクジャンクなら100分の一以下で出品されているかも、一つ騙されてみるか。


HZL-008〜010はJukiの家庭用最高級刺繍ミシンとして開発販売されていたミシンで現在は生産されていない上、これより上のミシンは以後作られてない。現在中古として12万〜5万で流通しているが、ジャンクとして売られているものならナント2〜3千円のものもある、しかしジャンクは部品が取られたり、修理不能と修理屋がさじを投げたものもあり、手を出すのは、どうも、だが、現状品(通電確認しました)のなかにはヒョットしてなんとかなるものも混じっているかも、と淡い期待で買ってみることにした。

jukiのこのタイプのミシン、(コンピュータ刺繍ミシン)はコンピューターや液晶が未発達だった時代でもあり、液晶の故障・トラブル(要修理、調整)があったようだ、しかしjukiらしく機械的な故障は殆どなく、チョットで治れば、修理後の性能はさすが一流ミシンメーカーらしく文句なしなのだ。
筆者の経験では、ヤフオクで現状品(電源ONのみ確認しました、他は調べていません)とあるも、ほぼ全て何らかのトラブルがあったのだ。
1台目(HZL-009);
ほとんど正常のようだったが、なぜか
症状1;時々ピーと警報音がして、止まる。ハズミ車を回すと一方の回転がやたらに重いことが分かった。分解して確かめる。
原因;モーター軸とメタル(含油メタル)の間にホコリが焼付き、回転が重く固着寸前。
解決方法;モーターを取外し、モーター本体を分解、軸のメタルとの接触部分に付いた粘着物をかきとり
給油。正常になった。含油メタルのようだが、ホコリが多いところでは、無給油では無理があるのでは?しかも分解しない限り、給油できない構造なのだ。
症状2;この後液晶のタッチにずれがあることを発見、再度液晶のケーブルを取り外すはめに。しかし分解に失敗ジャンクになった、液晶のケーブルは印刷で導線が作られていて非常にデリケート、コネクターのロックを外すのを忘れたため1発断線。配線は印刷のようで、ハンダもきかない。補修不能。

2台目(HZL-008N):
症状;液晶が暗い。そのうちなにが表示されているのか分からなくなった。タッチパネルの応答も悪い。原因;液晶の明るさ調整ボルームにガリが発生。急に明るくなったり暗くなったりするようだ。
解決方法;ボリュウムに接点復活剤を噴射。念のため液晶をメイン基板から外しコネクターに接点復活剤吹付。正常化。ホコリと振動が多いところだから仕方ないのかも。後日ヤフオク処分

3台目(HZL-009)
症状;ボビンケースで糸が絡む、自動糸切ができない
原因;ボビンケースの小さな突起が曲がっており上糸が引っ掛かる。主軸とカマとの位相ずれがちょうど180度あり、
整備した人間の整備ミスだろう。縫うのはぬえるが位相ズレのため自動糸切りが使えない。これではこの機種の最大の特長が生きない。
解決方法;上記原因を突き止め、取り除き、正常化。原理の分かってない者が触って、結局、かえって悪化、ジャンクとなったようだ

4台目(HZL-009S)
こいつはSがついていて009シリーズでは最も新しい型だ、日焼けもなく、見てくれはよく高価(¥6000)だった、しかし検品すると、布押さえ、針保持器、カマ欠品、糸通し器部品欠損、ヤフオクの写真をよく確かめなかったのが悔やまれる。分解して治らず。放置していたようだ。完全ジャンク、程度が悪く。とんでもないものを引いてしまった。

症状1;針がカマ板の前部に当たって一発で折れる。一針も縫えない。テストもなにもできない。
解決方法;カマと針のギャップを調整するロックネジを探し当て、弛め調整、正常化。
症状2;針がカマ板のサイドに当たって折れる(ジグザグ方向の)
解決方法;ジグザグ用モーターの連結棒に調節用偏心ワッシャーがあった。調整。
正常化するのに、苦労の連続。えらい目にあった。正常化後ヤフオク処分

5台目(HZL-009)
ボビンとボビン蓋が欠品していたがまずまずの機体
症状;  液晶は表示は正常だが押す場所と反応する場所が一致しない。
解決方法;外殻割り、液晶パネルをメイン基板から外し、コネクターに接点復活剤を一吹、これだけで、ナンと正常化。後日ヤフオク処分

6台目(HZL-010)
外見は日焼けも少なく付属品の欠品も殆ど無く、上等、しかし相当重症。

症状1;  液晶が全く見えない。反応も悪い
原因と解決方法
幸いこの機種は液晶の明るさ調整つまみがケースを殻割りしなくてもよい位置に設けてあり、回すとクリヤーに見え、反応も良好となった。

症状2;  縫い速度の変更が全く効かず、いつもTOPスピードでしか縫えない。
原因と解決方法
殻割り、速度調整用ボリュームを取り出し解体、ナントこの速度調整ボリュームのカシメ部の導通が無かったのだ。
カシメ部分を導電ペイントで盛り、乾燥、正常となった。本当の原因は振動とホコリだろうか。

症状3;
自動上糸通しが不調。
フックとカバーが芯が合っていない。糸ホルダーが少し曲がって接触圧力が不足していたことが原因。調整後良好

症状4;
フットコントローラーが効かない
殻割りし確かめたところ、フットコントローラー&カード用のコネクタが外れていた。組立時の当方のミス。コネクタを繋いで解決
症状5;
刺繍時、時々下糸と上糸がからんでダンゴになり重くて回らなくなったり、針が折れることがある。
原因と解決法
刺繍枠が長方形のため薄い布は強く張ることが出来ない。ため同じところを縫い続けるため。009はこんな場合でも安定している。
下糸の張力が安定しない、分解してみると意味不明のシム板が出てきた。前任者または修理屋がボビン張力調整のためシムを入れていたようだ、取り外して、バネ板を少し曲げて修正。以後良好。

安定性ではHZL-009が抜群だ。010はなんとなくこの面でやや劣る。上糸、下糸通しとも全自動なのは魅力だが、全体的にやや熟成度が低いように感じる


白光のヒーティングガンの故障




ハンダ付け、塩ビ管の拡大、シュリンク処理、などヒーティングガンは大活躍だが。それまで調子良かった白光のヒーティングガン白光NO.881が故障した、症状は熱風が出てこない。すわヒーターの断線か?分解して点検するしか方法はない、結果、原因はそうではなく、スイッチも正常のようだ。よく見ると、ナント、スイッチの取り付けブラケット;本体の殻の内側に生えている、が割れて取れている。ためスイッチがズレ外れかけ、切替ノブの動きが少なくなり、ヒーターONの位置まで動かなかったためであった。---スイッチが動かないようビスを付け、修理終わり。日本の一流メーカーなのに、ダメだな。プラスティック整形の歪が考慮に入っていないのだろう。設計強度不足。


人感センサーライトの故障

ご存知センサーライト、安いし便利だからと、次々購入。気がつけば5台が稼働している。すべて近所のホームセンターで購入したもの。1〜3千円と格安、中華製だ。こいつらは屋内ではトラブルはないが、屋外で使うと、誤動作トラブルが出やすいようだ。症状は、風の強い日など、点いたり消えたり。これは仕方ない?とあきらめていたが、先日消えたと思うとすぐ点く。という新たな症状、故障、使い物にならなくなってしまった。これを修理、完全に治ったのでやり方を特別に公開する。----やりかたは簡単。---外装を分解、センサー基盤を取り出しヒーテイングガンで温めただけだ。台風の雨が基盤に付いたことが誤動作の原因で、加熱によって蒸発、正常動作となったのだ。(ヒーテイングガンの前にエアーガンで吹き掃除したが全く効果はなかった。)念の為。



温水洗浄(TOTOウォシュレット)便座・便器の故障と自力修理(2018・11)

最近我が家の便器(TCF9051E)の調子が悪くなった。症状は;

1便座蓋がパタンと閉まる、当初はじわっとしまっていた。
2シャワーが肛門用、とビデ用があるが、切り替えができず、両方が同時に温水がでる水勢も弱い
3常時僅かな (ポタリ、、、ポタリ程度)水漏れがある


使用には大きな支障があるわけでもないが、なにせ気分が良ろしくない。早速これを設置した業者を呼び、修理を依頼した。


ところが業者は、一見しただけで、”この機種は古いから修理保守部品をメーカーが出さないので修理できません”。とぬかす。えーっそういえば設置以来約15年だ、いくら法定保存期間がすぎているからといっても、”修理部品を出さない”とはなんたる不親切なメーカーなのだ!!。元来、法定期間とは、最低でもこれだけは守らなければ罰しますよ!という期間のことで、これ以上保有してはならないというものではないはずだ。するかしないかはメーカー次第だ、ましてこの期間がすぎれば廃棄しろとは言っていないはずだ。


さらに、最近は毎年のようにをどうでもいい(性能や機能はほとんど同じなのに、ちょっとデザイン、目先を変えて)、モデルチェンジ(型番がかわるだけ中身ほとんど変化なし)をくりかえしているから、もし法定どおりなら、悪ければ設置後わずか6年で、修理部品の供給できなくていいわけだ。

元来、この手のものは、ゴム。パッキンの劣化で、それらは設置後、10年〜20年ではじめて、不具合がおこるものだ。1〜2年位で故障するのはChina くらいだ。だから補修部品が必要になるのは10〜20年先だ。!。それを5年で廃棄するとは、ワリャ何を考えとるんじゃ!!!!・・・・・、法定期間が短すぎるだけじゃボケ!???

在庫の経費がかかるのはわかる、それなら劣化する部品(ゴムなど)は新型になっても、新型と共用できるようにすればいい!!できるだけ組付けネジの位置寸法を同じにすべきだろうが!!内部機構はいくら改良進化させても改造してもいい、これなら在庫管理の経費もかからない。それがメーカーの最低限の良心ではないのか?。こんな道理がわからないメーカー;(TOTOなど)のものなど、2度と買いたくないものだ

どうすれば?と業者に聞くと、便器全体を撤去、新品、に交換するしかないという。それなら素人でもできる。大した技術はいらない。プロがその程度の技術か。
費用は?30〜60万円。この程度の不具合くらいで。そんな大金だせるか。

業者がメンテしない。交換となればこいつはゴミだ、ブッ壊してもおしくない。だめもとで修理するか。やっと決心がついた。、


その結果は大成功、完全に治った。もし同様の悩みのある方、参考になれば。と公開することにした。

原因と修理手順は;つぎのとおりだ


1便座蓋がパタンと閉まる、当初はじわっとしまっていた。
予想原因;ソフト閉止ユニットのダンパーのオイルが不足したためだと予想される

対策;便座、便座蓋を上方に引っ張り外し、さらに便器全体のカバー(エンクロージャー)を外し(これが結構面倒)、当該アセンブリ部品(ソフト閉止・・・)をとり出し、さらに、このアセンブリについている電子ボード(蓋の開閉スイッチのようだ)を外し、部品の端の蓋をねじり外し、手持ちの高粘度オイル(シリコンオイル500000cp程度)模型用を補充、蓋、電子ボードを元の位置までかえす。このネジはブレーキ力の調節を兼ねているようで、効きを確かめながらねじり適切な位置にセットする。(位相がづれないよう工夫すること。ずれるとダンパーは機能をはたさなくなるので注意)以後良好。

追記その後約半年、

再びこの現象だけが再発した。オイルがわからないし入れ方がわからないからグリスを適当に入れたのが良くなかったようで(少量すぎて、エアーの巻き込み、)と推定される。再度分解、水飴のようにオイルをローターにたっぷり巻きつけ補給、組み立て。以後調子良好だが、これでも再発するようならOりングやその当たり面の摩耗、老化かもしれない。なにせ修部品が全く手に入らないから苦労させられる。


追記その2(2020/6)

再びこの現象だけが再再発した。3回目だ。今度こそだめか。ソフト閉止ユニットを交換すれば簡単に解決するが、同じ型式NOのソフト閉止ユニットは、生産中止、在庫処分されてない。入手困難だ。意地悪いことにこの型より後のものは凹凸逆に形を変えてあり、互換性が全くないのだ。仕方なくこの新型のぶつを手配。(合わないなら、合うように改造するしかない、と購入しておいたのだ。しかし相手はプラスティック、加工の難度は高い、悪くすると蓋をダメにするかもしれない。そこで最後の手段。パッキンであるOリングを少し太めのものに交換してみることにした。結果は、これからだが、5日後現在の今も変化なく(ソフトOK)となっている。いつまで持つか?

2シャワーが肛門用、とビデ用があるが、切り替えができず、両方が同時に温水がでる
原因;切換弁の駆動用モーターのカップリング用ピン(2φ)がさびて折れたため空回り、下の電磁弁から長期間水漏れがあったため湿気のためサビが早かったようだ。
対策;折れたピンを抜き、代用品(釘)を刺し、固定。そのご異常なし。


3僅かな (ポタリ、、、ポタリ)と水漏れがある
5秒くらいに1〜2滴便座パンを伝ってしずくとなって落ちる。これでも1ヶ月すれば0.5m3にもなる。無視できない。

対策;温水バルブアセンブリ(ストレーナー+減圧弁(調圧弁)+電磁弁)これでシャワー用温水タンクのレベルをコントロールしているが、この電磁弁(パイロット弁)のなかのスピンドルの先のゴムが長年の使用で傷付いておりここから水漏れが発生していた。手持ちの2mmのゴム板を(4mmφ)に切、古いものをほじくり出し、とり替えた。予想通り水漏れは完全に止まった。以後約3年全く問題なく運転できている。

これで不具合箇所は全てなくなり完全に正常に使えるようになった。こんな素人でもできる修理でも取説ではプロに相談しろだと!!プロに相談したところで。やれ古い、部品が手に入らぬだの文句たらたら、あげく修理できない、修理しない、新しいのを買えとぬかす、これがプロ、業者、メーカーTOTOは素人にはアセンブリさえ売らない。のだ。修理できないのはプロして恥ずかしいことではないのか、プロとして誇りはないのか!!役立たずめ!儲からないのには関わらないのが今どきのプロ集団なのか。不親切!嘆かわしい、情けない。


追記その4(2021/8)
再度3が起こった。ポタポタが止まらない、分解するとやはり電磁弁のゴムだ。交換すると治ったがそれにしても寿命が短い。手持ちの在庫しているゴムは年数がたっており劣化がひどいため」と考えあたらしいゴムを買ってきてこれと交換。再発がなければよいが




CDプレーヤの故障(2018/11/29)

CDプレーヤーといってもPCに付いているあれではなく、コンポのやつ、SONY:MXD-D1だ。MDとCDが再生でき、20年前の機器だが、いまどきMDが再生ができ、貴重な存在。

最近不安定で、時々Toc ReadingのままでCDの再生(市販CDもCDRに焼いたものも)ができなくなった最近ほとんど使わない。から使用頻度はほとんどゼロ。なのに突然故障するとはなぜ?これがソニータイマーか?!バラすまえにCDクリーナー(ディスク)をかけてみる、こいつはこれまで効果があったことが1度もない。当然のように今回も全く効果はない。

仕方なく外装を外し、一見して、不良箇所は見当たらない。レーザーのレンズをアルコールで拭くが:効果なし。ふとヘッドまわりを見渡すとボリュームらしきものがあった。もしやレーザーの出力調整用か?でマイナスドライバーで回した見た、しかし効果なし、元の位置まで返した。と--なんと直った。何事もなかったようにすべてのCDが認識、再生できる。良かった。しかしなんで?おそらく原理はこうだろう。つまり長時間ボリュームが同じ位置に置かれたため接点が電流などで酸化皮膜ができ導通が不良となったのだろう、だから少し動かすことで導通が回復、直った。であろう。こんなことだけでも、おそらく修理に持っていっても、治らず。大枚はたいて、新しくプレーヤーを買わねばならない。恐ろしや。



しかし残念ながら、その後、症状が再発、どうも不安定、レーザーピックアップを載せ換えるしかあるまいと、探すと、ナント、アマゾンで入手できた。交換はさほど難しくはない。その後再発なし。快調。


CDプレーヤの故障その2(2020/6/17)
久しぶりにcdを聞こうかと、愛機SONY:MXD-D1、スイッチオン、あれ?なんかおかしい。たしかスイッチオンでLEDディスプレーが点くはずなのにまっくら。この症状は初めてだ。CD
の再生は異常なくできる。となれば、、、、と、突然、点いた!!なんだ?ところがしばらくするとまた消える。さっぱり原因がわからない、そのままでも再生など機能に支障があるわけでもないから、マーこのままいくか、だが気分は悪い。そのごパネルを殴ると治る事があるがわかった。 これは接触不良だろう。それもLED基盤へのフラットケーブルの接触不良だろう。早速殻割り、フラットケーブル線を外し、CRC-556を接続箇所に吹き付け、元通り組付けた、たったこれだけで修理成功。長期使わないまま置いておくとフラットケーブルが発錆するか、ホコリなどで接触不良になるのだろう。


アナログレコードプレーヤー

これまで持っているレコードプレーヤーは30年以上前のものでアイワのミニコンポに付属したものだ。別に不満があったわけでもないが、もうすこしましなものがほしいと思っている間に、アナログの時代が終わりCDの時代になってそのままになった。今回、テープデッキがだめになったのをきっかけにコンポ全体を見直すべくヤフオクを物色、パイオニアレコードプレーアーPL-A215を手に入れた。もちろん中古。ジャンクではない。到着、見たところ悪くない。落札価格はわずか¥3100 たしか新品の時は¥38000もしたのだからしめしめ、ところが試運転、したところ、なんと音がヒョロヒョロ、回転ムラだ。説明では 音出しをしました。とある。がこんな音ではジャンクだろうが!!。ベルトだろうと調べたが異常はない。モーターか?大丈夫。なら何だ???なんとターンテーブル自身が重くて回らないのだ。テーブルの軸受が固着している。556をふりかけバイスグリップでつかみ無理やり前後に揺すっていると徐々に回り始めた。直った。音も正常になった。しかしどうすればここまで固着するのだろうか?これはスライド軸受でベアリング式でない。これだけで完全に直った。


エアコンの故障自力修理(2019/10/2)
このところ我が家のあるエアコンの調子が悪い。5年の長期保証に入っていたのだが、保証が切れて1年、うまいこと故障が起こるものだ。メーカーはPanasonic型番;CS-632CXR2  200v単相でそこそこ強力、LDに設置、一番お世話になっているやつだ。----症状は;エアコンを停止すると、エアーフィルターの自動掃除が始まるのだが、最近、この掃除運転中突然”カタカタ”音がして、その後、”タイマ−”のアラーム表示が点滅、。その後スイッチを入れても、いっこうに起動しない。仕方なくコンセントを抜いてリセット、再起動をかけると今度は運転できる、というものだ。全く使えないというわけでもなく、冷房、暖房とも能力にも異常ないようだし、修理をメーカーに頼むかどうかと随分悩んだが、なんとか運転できることからしばらく放っておいたが、やはり気分が悪い。しかしこれまでの経験では5年過ぎているから、部品がないとかなんとかがオチで、結局修理より新品を買えとくるのではと妄想?この程度のことでそうなるのはなんとしてもくやしいではないか。そこで意を決し、自力(DIY)で原因追求と修理を行うこととしたのだ。結果は?上々。

この機種は外装をはずすのが結構難しい、ちょっとしたコツが要る。すべてのネジを外しただけではばらせない。プラスティックの爪が噛み合っている箇所を見つけ出し、そこをうまくひん曲げて(やりすぎ注意)この爪を外していかねばならぬ。”バリッツ、メリメリ、に耐えなければならない。またテスト運転をする際、前蓋を開けねば動きが見えないが、開けるとセンサーが働き、運転できないからこのセンサーを割り箸等で殺さねばならない。(素人分解を阻止する。故障原因となる。おせっかいな機能だ)

異音の原因判明したこと;掃除機の”移動吸口”のブラシを掃除するためのごく短い突起のついた布テープがボデーにはりつけられているがこの接着剤が一部剥がれ、この布テープが移動吸口とフィルターとの隙間に噛み込み過負荷となり安全装置が働いたものだ。このテープは不要と思われるので、取り外すこととした。
以後良好、修理完了一件落


BSテレビアンテナの修理
我が家にはテレビが5台ある。厳密にはテレビは2台、ブルーレイレコーダー+モニター 3セットとなる。この3セットはアンテナから40メートルほど離れた作業場にあり、1本のケーブルで配線している。地上Dが問題なく受信できている。今度はこれらすべてにBSも見られるようするのだ。がこの長い(40m)ケーブルを増設するのは大事だから、やりたくない。ということでこの一本のケーブルで地上、BSを満足に送りたいのだ。できるかどうか、やってみるしかないだろう。具体的には、まずBS信号と地上D信号を混ぜるため混合分波器に入れ、この出力をさらに各テレビに送るため分配器(3分岐)に入れる 、信号線が目的場所(作業場)に着けばそこで分配器で3分岐し更に各セット直近で分波器に通し地上波、BS波を分け、テレビ、やビデオ(レコーダー、チューナー)に接続すればいいはずだ。ただ信号の減衰が心配だ。

さてそのように配線したのだが、末端では時々映像が乱れる。なぜだろうか?
原因はテレビアンテナ信号が末端で非常に弱いのだ。そこでブースターを追加購入、これで良くなった。がそれでも時々だめなことがある。どうもBSアンテナへの電力供給が怪しい、更にBS電源を買い足すことに、しかしまさかとおもっていた、、、、BSアンテナが動いていたのだ。台風にも負けないようにがっしり固定していた自信があり、全く疑っていなかった。。。。少し回転(1度以下)しただけで、以後ブースタなしでも全く問題がなくなった。


冷蔵庫修理(2020/1/2)

我が家のメイン冷蔵庫が突然故障した。気がつくとほとんど冷えてないことがわかったのだ。こいつはすでに15年選手今まで1度も不具合に見舞われたことはない(さすがhitachi)だ。容量500Lで正月だから中身満タン。。たちまち冷凍食品や氷は溶けてくる。まいった。なにが原因なのか?かつて工業用冷凍機は触ったことがある。よく冷媒の圧力が上がりすぎてモータートリップ。しばらく冷やしてから再起動をかけたものだ。その際ブレーカーやサーマルをリセットボタンをおした。しかしこいつはそれらが全く見当たらない。例によって取説には全く記述はない。突然冷えなくなった=コンセントが抜けていませんか?だと、人をバカにするな!!!よく見るとコンプレッサー、エバプレーター、コンデンサー周りが綿ホコリでぎっしり!!掃除除去。結果治ったようだ。が確かめることなく、嫁は、信頼性がないからと、新品に買い替えを強く主張。残念ながら交換することとなった。


TOSHIBA 全録画機(DBR-M190)の故障と修理(2020/6/24)

録画機はいろいろあるが使ってみると全録録画機くらい便利なものはない。最初にこれに取り組んだTOSHIBAの技術者はえらい。そこで我が家も買いましたよ。TOSHIBA DBR-M190、中古。それが今回故障し全く使えなくなった。警告が出、”冷却ファンが回ってない***”というもの。しらべてみると結構この症状は多いのか、ヤフーではこのファンまで売られている。なら安心だ。でいつもどおり***ダメ元でいきなり殻割り。ファンは、3台あるが内2台は見え、異常なく回っていた。ならば、制御ボードの間にある冷却ファンが問題のようだが,制御盤で隠れており、見ることはできない。制御盤を順次外し、ファンを取り出し点検,ファンは汚れていたが指で回すとあまり抵抗なく回った。が念の為エアーで吹かし、CRC556をファンの羽との隙間から注入、5vを加えると問題なくまわることをたしかめたうえで、元通り組み付けたところ、これだけでエラーはなくなり。正常に使えるようになった。このファンは熱を持つところにあり、ゴミもひろいやすいので、故障しやすいのだろうか?治ってよかった。修理完了。

NEATOの故障修理


放射温度計の修理(GM900)

我が家にはこんなものまである。最近のコロナ騒ぎで見たことがあるだろう、額に当て温度を測るあれだ。ピストルのようなあれだ。なぜこんな物がいるかというと金属(スプリング)の焼きを入れる際などに使うからだ。しかしこんな用途がそうそう多くない。だからいつも眠っている。久しぶりに取り出してみたところ、ありえない温度が表示される。真夏なのにマイナス10℃だと。故障だ。使ってもないのに故障するMADE in CHINAの典型だ治せるか?とにかくバラすしかない。例によってプラスティックの外郭、ネジはほとんど使われていない。引っ掛けで組み立てられている。メイン基板を取り出し、エアーで吹き飛ばし掃除。シリコンを塗り塗り。ナ・ナントこれだけで正常に治った。修理完了。シリコン恐るべし。原因不明、どうにもならんときはシリコン1択だ。


ダイソンコードレス掃除機故障、修理

ご存知ダイソンコードレス掃除機V6。こいつはヤフオクで格安(\6320)中古で手に入れたもので、”動いたり止まったり”、とあった。落札後バッテリー(互換新品)を購入、入れ替えたところなんの問題もなく動き、以後半年以上調子よく使用でき喜んでいた。ところが、あるとき、ソフトローラーが回っていないのに気づいた。トリガーを引くと、1秒くらい回ったあと、いくらスイッチ(トリガー)を引いても回らない。手でローラーを無理やり回してやると、回るようになることもあるが、そのうち1秒くらい回ったり、回らなかったり。何度やっても同じ。これでは使い物にならん、修理せねば。しかし症状がふしぎだ。なんで1秒だけまわるのだろう?早速google、utube様だ。幸い当方と全く同じ症状が発生、修理できたとある。ヤッターこれで解決だと喜んだ。 ところが、掃除しただけでなおった。で。原因はわからずじまいらしい。しかしバラし方だけは参考になり、早速バラシて掃除をしてみたが、症状は変化しない。メーカーのホームページを見ると、---メーカーのサービスに出せ!だと?やはりメーカーの情報は役に立たない。ふざけるな。そんなことは猫でもわかる、仕方ない。今回も自分でしらべるしかないのか。悪いのは本体かソフトローラーか?をまず切り分けねば。

1)別の正常なブラシヘッドをつけると問題なく回る。

2調子の悪い例のソフトローラーを付け、トリガーを引いても、回らない。一旦ソフトローラーを外し、トリガーを引いて、接合部の接点の電圧をテスターで確かめると、電圧が出ていない(電力供給がない)。

本体側に異常があるのか?なら、なぜ、別の正常なブラシヘッドは回るのだ。---本体は正常なのか

別電源(15V)を用意、直接ソフトローラーユニットに供給するとなんと、何事もなく、ソフトローラーが回るではないか。ソフトローラーも正常なのか、本体もソフトローラーも正常。これでは堂々巡り。

しばらく観察していてここであることに気づいた。それは 回転数と振動だ。別電源でソフトローラーを回したとき、回るのはまわるが、定格電圧15vまであげても回転がかなり遅いようだ。それに若干だが振動(トルク変動)が大きい。これで、モーターのブラシとコムテーター(ローターのはしご状の銅板)の当たり、つまり接触が悪いのでは?と、モーターを分解、よく見るとコムテーターが茶褐色に変色している。そこでサンドペーパー800番で磨いてみることにした。奥まったところにあるため結構みがきにくかった。がなんとか変色部分を削りさり、ブラシ(カーボン?)も少し磨いて。本体と接続、トリガを引いてみると。結果は驚くべき。正常に元気よく回ったのだ。

原因は、ソフトローラーのモーターのブラシコムテーターの接触不良だった。治った治った。めでたしめでたし。推測するに、本体はソフトローラー側に異常があると、ソフトローラー側への電力をカットしているようだ(安全のため?)。そこまでするか-----ダイソンの設計は一癖あるー。治ってよかった。ヤレヤレ


ダイソンコードレス掃除機故障、修理その2

またもダイソンが故障だ掃除が終わって充電台に載せたところ、ヒューンヒューンヒューンヒューンとモーターの起動音らしき音が鳴って止まらない。とそのうち音が止まり、以後トリガーを引いてもDysonうんともすんとも起動しなくなったご臨終。

それにしてもヒューンヒューンヒューンはなんだったんだ。さー困った。どこが悪いのか?dyson、バッテリーを各2個、持っていれば原因を確かめるのは簡単だが、残念ながら1セットしかない---- 本体はヤフオクで買ったものだからもし故障なら自分で治すしかない。充電バッテリは互換品をamazonで買ったもので、買って半年。保証期間1年だから、うまく行けば保証でタダで交換、修理できるはずだ。それには本体が異常なのか、ばってりーが異常なのか切り分けなければならない。どうして確かめるか?

バッテリーの電圧を確かめると0ボルト。バッテリーらしい。
しかしあのヒューンヒューンヒューンがわからない。本体も異常なのだろうか? 本体のバッテリーとの接続端子に別電源をつなぎ電圧をかけると、ヒューンヒューンヒューンと鳴るではないか。連続して回らない。しかも本体のトリガーは引いていないのにファンモーターがまわるのだ。こりゃどうしたことか本体も異常なのか。

よくみるとトリガは何もスイッチ機構がない単なるボタン状の棒だ。驚いたことにトリガースイッチはバッテリー側にあることがわかった。そこでばってりーのスイッチらしきところを押し引きしバッテリーの端子の電圧を測定するが変化なく常に0V。やはりバッテリーが逝っているようだ。おそらく過充電かなにかでどれかのセルが逝かれ保護回路で電流が遮断されているのだろう。別電源でのヒューンヒューンヒューンは電流不足のためDYSON本体で入り切りを繰り返しているだけのようだ。 その後もう1台DysonV6を入手(新品)。このバッテリーとを載せ替えたところ予想通り。正常に運転できて仮説が正しいことが確かめられた。



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